倉敷で近代建築「有隣荘大原孫三郎の建築意匠」と題した見学会に参加しました。午前中国の登録有形文化財に登録され、設計.監督は西村伊作、竣工は1922(大正11年)で1階部分と鐘楼が石積みで出来ており尖頭アーチがモチーフとして窓や内装にも使われ、礼拝堂までの石畳のスロープが珍しい。昼食後、ノートルダム聖心女子大の上田恭嗣先生の解説で大原家の別邸として建てられた有隣荘の見学です。ここは以前見学不可でしたが現在年に2日だけ開館しているそうで貴重な見学でした。設計は大原美術館も手がけている薬師寺主計で上田先生によると洋画家の児島虎次郎や建築家の伊東忠太が参加し非常に豪華な作りで当時大原美術館の5倍の費用がかかったと言われています。説明では有隣荘の誕生する時代背景や和洋中の建築意匠、伊東忠太と児島虎次郎の関係、アール・デコ様式との出会いや天皇家.宮家との関係性等に渡り楽しくも貴重なもので、日本インテリア学会中国四国支部と中国インテリアプランナー協会の共同主催の見学会は山口.広島.岡山.鳥取から14名での見学会でした。その後皆様それぞれ美術館や白壁の街歩き等で自由解散となり夏の終わりで暑いにもかかわらず気持ち良い風が通り抜ける一日でした。
by cipa21
| 2016-08-31 13:39
| セミナー/ 講演会
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